スイスチャード

スイスチャード(Swiss chard、別名:フダンソウ)は、基本的には「多年草」ですが、栽培上は一年草または二年草として扱われる植物です。

詳しく説明しますね。


■ 植物学的には

スイスチャードは 多年性の性質 を持つアカザ科(ヒユ科)ビート属の植物で、原産地(地中海沿岸など)では冬でも枯れず、数年にわたって葉を伸ばし続けます。
つまり、環境が温暖で霜が降りない地域では多年草として生育可能です。


■ 日本での扱い

日本のように冬に霜や氷点下の寒さがある地域では、
・地上部が枯れる
・根が凍って枯死する
ことが多いため、実際の栽培では一年草または二年草扱いになります。

特に露地栽培では冬越しが難しく、ハウス内であれば越冬して春に再び芽吹くこともあります。


■ まとめ

環境性質栽培上の扱い
温暖地(霜が降りない)多年草として生育可能数年収穫できる
寒冷地・温帯(日本の多く)冬に枯死一年草または二年草扱い

もしあなたの栽培が水耕栽培であれば、寒さによる枯死が防げるので、実質的に多年草として数年にわたり収穫可能です。
この場合、定期的な株の更新をしながら、長期収穫を楽しむのが良い方法です。