ガーデンクレソン

ガーデンクレソン(Garden Cress)は、アブラナ科に属する一年草で、学名は Lepidium sativum です。クレソンと名前が似ていますが、実は別種です。日本でよく食べられる「クレソン(ウォータークレソン、学名 Nasturtium officinale)」は水辺で育つ多年草ですが、ガーデンクレソンは土で育ちます。


✅ 特徴

  • :ピリッとした辛味とマスタード風味(カイワレ大根に似た刺激)。
  • 生育:発芽・成長が早く、家庭菜園やスプラウトとして人気。
  • 利用:サラダ、サンドイッチ、スープ、スムージーなど。
  • 原産地:西アジア~地中海沿岸。

✅ 栄養価(100gあたり・生)

栄養素含有量
エネルギー約32 kcal
水分約89 g
タンパク質2.6 g
脂質0.7 g
炭水化物5.5 g
食物繊維1.1 g
ビタミンC約69 mg(レモン並みに豊富)
ビタミンA(β-カロテン換算)約691 μg
ビタミンK約541 μg(非常に高い)
葉酸約80 μg
カルシウム約81 mg
約1.3 mg

✅ 栄養の特徴

  • ビタミンCが多い → 免疫サポート、美肌、抗酸化。
  • ビタミンKが非常に豊富 → 血液凝固や骨の健康に重要。
  • β-カロテン(ビタミンA)も豊富 → 目や皮膚の健康に良い。
  • 鉄分・カルシウムもバランス良く含む

✅ ウォータークレソン(一般的なクレソン)との違い

  • ガーデンクレソンは土で育ち、マスタード風味
  • ウォータークレソンは水辺で育ち、少し辛味+爽やかさ
  • 栄養価はどちらも似ており、特にビタミンK・Cが多い。

ガーデンクレソン(Garden Cress)の栄養価を、できるだけ詳しくまとめます。以下は 生の状態で100gあたり のデータです。


✅ 基本成分(100gあたり)

項目含有量
エネルギー32 kcal
水分89 g
タンパク質2.6 g
脂質0.7 g
炭水化物5.5 g
食物繊維1.1 g

✅ ビタミン類

ビタミン含有量特徴
ビタミンC69 mgレモン並みに多く、抗酸化・美肌・免疫
ビタミンA(β-カロテン換算)691 μg視力・皮膚の健康
ビタミンK541 μg骨の健康・血液凝固に重要
ビタミンE0.7 mg抗酸化作用
葉酸(ビタミンB9)80 μg妊活・造血に重要
ビタミンB10.08 mg
ビタミンB20.26 mg
ビタミンB60.25 mg
ナイアシン1 mg

✅ ミネラル類

ミネラル含有量特徴
カルシウム81 mg骨・歯の健康
1.3 mg貧血予防
マグネシウム38 mg
リン76 mg
カリウム606 mgむくみ対策・血圧調整
ナトリウム14 mg
亜鉛0.23 mg

✅ その他の栄養特性

  • 低カロリー(32 kcal / 100g)
  • 抗酸化成分が多い(ビタミンC・β-カロテン・ビタミンE)
  • 血液・骨サポート成分(ビタミンK、カルシウム、鉄)豊富
  • 食物繊維で腸内環境サポート

📌 特筆ポイント

  • ビタミンKは野菜の中でもトップクラス(541 μg)。骨粗しょう症予防に役立ちます。
  • ビタミンCが多く、レモンの約1.5倍。
  • カリウムが多いので、高血圧予防やむくみ解消にも◎。

ガーデンクレソン(Garden Cress、別名:クレソンオランダガラシWatercress)は、比較的栽培が容易で、気温が安定していれば通年栽培も可能なハーブ・野菜です。ただし、種類によって若干性質が異なります。以下では、**一般的なガーデンクレソン(陸地で育つタイプ)**について詳しく説明します。


🌱 栽培時期(日本の気候を基準に)

地域種まき時期収穫時期
北海道・東北4月~9月5月~10月
関東・中部3月~10月4月~11月
近畿・中国・四国・九州10月~翌5月(秋まきも可)11月~翌6月
沖縄など暖地11月~翌3月冬季中心(春先まで)

👉 発芽適温:15~20℃
👉 生育適温:10~25℃
※真夏の高温期(30℃以上)には生育が鈍り、花が咲きやすくなるので、半日陰や涼しい場所で管理します。


🌿 栽培方法のポイント

① 種まき

  • 直播きが基本です(ポットやプランターでもOK)。
  • 土は湿り気を好むため、保水性のある土を使いましょう。
    例:赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1
  • 種は光発芽性なので覆土はごく薄く(1~2mm)
  • 発芽は3~5日で始まります。

② 定植・間引き

  • 本葉が2~3枚になったら、株間3~5cmで間引きます。
  • 密植を避けると、葉が大きく香りも強くなります。

③ 水やり

  • 「クレソン」という名前の通り、水を非常に好みます。
  • 常に土が湿っている状態を保ち、乾燥は厳禁です。
  • 水耕栽培でも簡単に育ちます(水に根が常に触れていればOK)。

④ 収穫

  • 種まきから約20〜30日で収穫できます。
  • 草丈が10〜15cmほどになったら、根元を残して刈り取ります。
  • 再生力が強いので、数回収穫可能です。

☀️ 栽培環境

  • 日当たりの良い半日陰が理想。
  • 真夏は直射日光を避け、遮光ネットなどで日差しを和らげる。
  • 冬は屋内や簡易温室で保温すると周年収穫も可能です。

🪴 プランター・水耕でもOK

  • 深さ10cm程度のプランターやトレーで十分。
  • 水耕の場合は、スポンジやバーミキュライトで根を支え、常に水に浸す。
  • 水は腐りやすいので、毎日取り替えると清潔に保てます。

🌼 注意点

  • 夏の高温期は**トウ立ち(花芽が上がる)**しやすく、葉が硬くなる。
  • 冬は成長が緩やかになるが、凍らなければ越冬も可能。
  • アブラナ科なので、アブラムシやコナガの発生には注意。

ガーデンクレソン(Garden Cress:学名 Lepidium sativum)の耐寒性について、詳しく解説します。


🧊 ガーデンクレソンの耐寒性

● 基本の性質

ガーデンクレソンはアブラナ科の一年草で、比較的冷涼な気候を好む植物です。
原産は地中海沿岸〜西アジアですが、涼しい春・秋に良く育ち、寒さにも比較的強いのが特徴です。


🌡️ 耐寒温度の目安

項目内容
発芽適温15~20℃
生育適温10~25℃
耐寒温度おおよそ -2〜-3℃ まで耐える
凍害リスク-3℃以下で葉先が枯れやすい(特に乾燥状態のとき)
  • 軽い霜や夜間の冷え込み程度では問題ありません。
  • ただし、地表の凍結が続くと根が傷み、成長が止まります。

❄️ 冬越しのポイント(露地栽培の場合)

  1. 防寒対策をすれば越冬可能
     ・ビニールトンネルや不織布をかけると、関東以南では冬でも栽培できます。
     ・日中の温度を5℃以上に保てれば、緩やかに生育を続けます。
  2. 水の管理に注意
     ・凍結すると根が傷むため、水やりは朝のうちに行いましょう。
     ・凍結防止のために、マルチング(土をワラや腐葉土で覆う)も有効です。
  3. 暖地では冬栽培に最適
     ・九州や四国などでは、秋まき→冬~春収穫が最も品質がよく、香りも強い時期になります。

🌿 水耕・プランターでの耐寒性

  • 水耕や屋内栽培では、最低気温5℃以上を保てば問題なく越冬可能です。
  • 屋内の明るい窓辺や簡易ビニールハウス内なら、冬も収穫できます。
  • ただし、水温が低すぎると根の吸収が弱まるため、10℃以上を維持できると理想的です。

🌬️ 寒さに強い理由

  • ガーデンクレソンは葉が柔らかく、地際で広がるように生えるため、霜を受けてもダメージが分散します。
  • また、糖分を蓄える性質があり、気温が下がると少し甘みが増す傾向もあります。

🧺 まとめ

特徴内容
耐寒性中程度(-2℃前後までOK)
越冬の可否関東以南では可能(防寒あり)
最も適した季節春・秋(冬も可)
注意点凍結と乾燥を避ける