ダークオパールバジルについて詳しくご説明しますね。
🌿 ダークオパールバジルとは
- 英名: Dark Opal Basil
- 和名: ダークオパールバジル(紫バジルの一種)
- 科・属: シソ科メボウキ属
- 原産地: インド・熱帯アジア
1962年にアメリカで園芸品種として開発された紫葉のバジルで、観賞用と食用の両方に人気があります。葉が深い紫色〜濃い赤紫色に染まり、花も赤紫がかっているため、料理の彩りやガーデニングに向きます。
特徴
- 葉の色: 光沢のある濃い紫。日照条件により緑が混ざることもある。
- 香り: スイートバジルに近いが、ややスパイシーでクローブに似た香り。
- 味: 少し渋みとスパイス感があり、一般的なスイートバジルよりも濃厚。
- 花: 赤紫色の花穂をつけ、美観も高い。
- 高さ: 30〜50cm程度。鉢植えでも地植えでも栽培しやすい。
栄養価・機能性
ダークオパールバジルは、一般的なバジルと同様に健康機能が注目されています。
特に紫色の色素成分を多く含むのが特徴です。
- アントシアニン(紫色色素)
抗酸化作用が強く、目の健康やアンチエイジングに寄与。 - ビタミンA・K
免疫力強化、血液凝固、骨の健康維持。 - ビタミンC
抗酸化・美肌効果。 - カルシウム・鉄分・マグネシウム
貧血予防や代謝サポートに役立つ。 - 精油成分(リナロール、オイゲノールなど)
消化促進、抗菌作用、リラックス効果。
食べ方・利用法
- サラダの彩り: 緑の野菜に混ぜると鮮やかなコントラスト。
- カプレーゼやパスタ: スイートバジルの代わりに使うと風味が変わる。
- ハーブティー: お湯に抽出すると赤紫色の美しいハーブティーになる。
- バジルソース(ペースト): 紫色のジェノベーゼができる(酸化で黒っぽくなることもあり)。
- 観賞用: 花壇や寄せ植えでインテリア性が高い。
栽培のポイント
- 日当たり: 日光が多いほど葉色が濃くなる。
- 土: 水はけのよい肥沃な土壌。
- 水やり: 乾燥を嫌うので、土の表面が乾いたらたっぷり。
- 摘心: 花が咲くと葉が固くなるため、つぼみのうちに摘み取る。
- 発芽適温: 20〜25℃。春〜初夏に種まきすると育てやすい。
まとめ
ダークオパールバジルは、
✅ 紫色の美しい観賞性
✅ 抗酸化作用に優れたアントシアニン豊富
✅ スパイシーで独特な香りと味わい
を併せ持つ、料理と健康の両方で役立つハーブです。
ダークオパールバジルの栄養価について詳しくお伝えします。
紫葉バジルであるダークオパールバジルは、基本的な栄養組成はスイートバジルと似ていますが、紫色の色素(アントシアニン類)を多く含む点が大きな特徴です。以下は生のバジル(100gあたり)の代表的な栄養価を目安にしたものです。
🌿 ダークオパールバジル(100gあたり目安)
- エネルギー:約22 kcal
- 水分:92 g
- たんぱく質:3.2 g
- 脂質:0.6 g
- 炭水化物:2.7 g
- 食物繊維:1.6 g
🧪 ビタミン類
- ビタミンA(β-カロテン換算):約5,000 µg
- ビタミンK:約415 µg
- ビタミンC:約18 mg
- ビタミンE:0.8 mg
- 葉酸:約68 µg
👉 抗酸化作用や免疫サポート、美肌効果に役立ちます。特にビタミンKが非常に豊富です。
🔹 ミネラル類
- カルシウム:177 mg
- 鉄分:3.2 mg
- マグネシウム:64 mg
- カリウム:295 mg
- 亜鉛:0.8 mg
👉 骨の健康、貧血予防、血圧調整などに関与します。
🌸 機能性成分
- アントシアニン(シアニジン、デルフィニジンなど)
→ 紫色の色素成分。強い抗酸化作用を持ち、目の疲労軽減・老化抑制に期待。 - 精油成分
- リナロール:リラックス効果、鎮静作用
- オイゲノール:抗菌・抗炎症作用、クローブ様の香り
- シネオール:消化促進、呼吸器のサポート
まとめ
ダークオパールバジルは、
✅ スイートバジル同様にビタミン・ミネラルが豊富
✅ 特に ビタミンK・カルシウム・鉄分が多い
✅ 紫色のアントシアニンが強力な抗酸化作用をもたらす
という点で、健康や美容に有用なハーブです。